痛み、それって何⁉

痛み、それは何でしょうか?

 

痛みの原因は、ケガ・仕事や寝る姿勢など外部からの影響で

脳が警告として痛みを発生させるというのが一般的ですね。

両方とも早い治療であれば改善がしやすいことは理解できます。

 

しかし、痛みの原因がわからず、

検査を重ねても原因がわからないというものもあります。

 

ではその「痛み」とは何なのか?

その答えについて今日は考えてみたいと思います。

 

NHKの「ためしてガッテン」という番組がありますが、これは

2018年5月9日に放送されたものです。

 

 

痛みを脳で克服慢性痛治療革命 NHK「ガッテン」2018.5.9

 

「側坐核」と「扁桃体」の戦い!を理解すると慢性痛を治せるようにな

るので、何回か観てください。

 

では足首のねん挫で考えてみましょう!

 

まず、足首は大体内返しでケガをしますが、西洋医学では

外側の靭帯(前距腓靭帯・踵腓靭帯・後距腓靭帯)に損傷がある

とみます。

 

しかし、オステオパシーのCS技法では、反対の治療になります。

つまり、

痛みとしては外側ですが、上の図のように瞬間的には内側に最大弛緩が

起こり、0の力となります。その後、瞬間的に守ろうとして今度は外側に

戻そうとします。

 

そうすると、

その戻した瞬間に、0から100(実際の数字ではないですが感覚として)の

力で引き戻されると、筋繊維の防御反応で関節の正常な位置がズレるように

やや内側に変異するという勘違いが起こってしまうのです。

 

その連続動作の緊張が内側に制限を与え、支える筋肉や靭帯が伸ばされまいとする

ことが障害として残るのです。その記憶が残る場所が「扁桃体」ということです。

 

当然、痛くても日常的に足を使いますし、庇いながらの生活を続けるように

なりますが、それが疲労ともに症状として腫れたり疼痛が出たりの炎症反応

に悩まされることになるのです。

 

慢性症状となる症状は、記憶として残る「扁桃体」の記憶の痛みが原因なの

ですから、どんな検査をしても西洋医学的原因はなく、原因不明の「慢性痛」

という傷病名を診断されてしまうのです。

 

では、日本で2300万人が悩んでいるという慢性痛の治療法とは?

 

まず、「カウンターストレイン」を使用して施術をすると改善していくのは

どうしてか考えてみましょう。

 

それは、痛みが即座に減らせる?という現実的な感覚に、

「もしかしたら治るかも?」

という希望が「側坐核」を刺激していくのです。

 

そしてその刺激が、小さな目標「まず、毎日散歩をしよう!」とか「毎日00!」

という希望ある課題を自分に与え依存から自立に変化を起こすようになるのです。

 

そうすると、「大好きなダンスで優勝するぞ!」とか、「書道で日展に!」とか、

「憧れの海外旅行に行ける!」「また富士山に登れる!」というような次の

大きな人生の目標が出来るのです。

 

その積み重ねを続けることによって、さらに「側坐核」が刺激を受けて「扁桃体

痛み記憶を減らしていくことになるのです。

 

これが、新しい痛みの治療「認知行動療法」といわれるものなのです。

 

ですから、「線維筋痛症」という原因不明の難病も、カウンターストレインの

施術で実際に改善していることも頷けるわけですね。

 

薬物等の西洋医学依存から、「認知行動療法」等の自立する真の治療へ道を拓いて

導いてあげることが出来る治療家になる、それがJMC日本手技医療研究会の目指す

ところです。

 

 

 

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