ローレンスジョーンズ医師の、ストレインーカウンターストレインの研究を始めてもう35年ぐらいになるが、私にとっては、今でも本当に神様に出会ったような気持ちでいる。ただ唯一の弱点というか、患者さんが力を抜いていないと治療は難しいという事に気が付いた時に、「力を抜いてくださいね。」というだけだなと簡単に思ったのが大間違いで、もう不可能に近いぐらいなんだと理解したんだ。その時に苦しまぎれに使ったのが、今のNeutral Motionという技法だ。ですから、Neutral Motionも30年以上になる。
心身機能学というものがあるけれども、本当に元から備わっている身体機能、運動やスポーツで後から備わった運動機能、さらに心理学的な心理機能、それがすべて治療する中での情報として持っていなければならないことなんだなと、分かったんだ。これからは、このカウンタストレインとニュートラルモーションの技術向上に努め、まだまだ未開拓な領域もあるので、JMC総力あげて頑張っていかなければならない。改めて、手技治療家の皆さんのご協力を心からお願い申し上げる次第です。
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